大阪市中央体育館

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大阪市中央体育館大解剖!HOW TO BUILD THE OMC GYMNASIUM

公園の下に体育館!?緑に抱かれた多目的空間 大阪市中央体育館大解剖

世界的にも珍しい半地下方式の「大阪市中央体育館」。直径110m、高さ30mのメインアリーナをはじめ、サブアリーナ、柔・剣道場、トレーニング室など、すべての施設を地下1階から地下3階までに設置。体育館の屋上には平均で厚さ50cmの盛り土に樹木や芝生が植栽され、遊歩道も整備されています。

光と緑につつまれた感動と興奮が創造する瞬間。未来が、ここから始まります。

八幡屋公園の中にある大阪市中央体育館は、自然採光と豊かな緑につつまれた、大阪のスポーツ&エンターテイメントのステージとして多くの方に親しまれています。
また、盛り土され樹木や芝生を配したメインアリーナの屋上部は、グリーンヒルズと呼ばれ、景色を360度見渡すことのできる快適な空間となっていて、気分転換や散歩に毎日たくさんの方が訪れています。

光
メインアリーナの高い天井には、自然光が差し込むドームと、質の高い照明設備を配置。観客席とアリーナの一体感を醸し出す空間構成に、重要な役割を果たしています。システム的に計算された照明器具が、スポーツ的に計算された照明効果が、スポーツ競技会だけでなく、各種イベントの華やかな舞台を彩ります。

緑
遊歩道が整備された緑あふれる2つの丘陵…。
それが体育館の外観です。
環境保全を目的に、全ての施設が地下に作られた画期的な設計です。
地下空間という特性をいかした自然換気システムや雨水利用施設など、自然のエネルギーを最大限に利用した、人と環境にやさしい建築です。

GO

自然と見事に調和した、この体育館。
さあ、どのようにして建てられたのでしょうか?
着工から完成までを大解剖してみましょう!

1993
交通公園解体(8月~)
OWS作業床(9月~)
OWS場所打杭(10月~)
1.工事着手前(1993年8月)

1.工事着手前(1993年8月)
中央体育館の建設地は、八幡屋交通公園跡地。公園を有利に利用することと、環境を守るということを目的に、すべての施設を地下につくることとなりました。

2.交通公園解体(1993年9月~)

2.交通公園解体(1993年9月~)
交通公園が解体され、さら地に戻されます。いよいよ中央体育館の建設開始です。

3.OWS 作業床(1993年10月~)

3.OWS 作業床(1993年10月~)
建設地は地盤が軟弱な埋立地で、掘削時に地下水の発生が予想されるため、「OWS 工法」という地下水の流水を遮断する地中連続工法を採用。
地下約40m の深さまで鉄筋コンリートの壁を埋め込みます。

4.OWS 場所打杭(1993年12月~)

4.OWS 場所打杭(1993年12月~)
鉄筋コンクリートの壁をつくる鉄筋は、現場内であらかじめカゴ場に組み立て、クレーンで吊り下げられた地中に。ジャングルジムをいくつもつないだものを地面に埋めるようなものです。その後でコンクリートを流し込み鉄筋コンクリートの壁が完成します。

1994
掘削(3月~)
床付け 排水層砕石敷き礎版コンクリート施工(7月~)
リングウォール施工(9月~)
テンションリング施工(11月~)
5.掘削(1994年3月~)

5.掘削(1994年3月~)
鉄筋コンクリートの外枠ができたら、いよいよ内部を掘削します。まずオープンカットという工法で中心部を掘り、外周の深い部分はアイランド工法を使い掘削されました。ここで掘り出された土砂の両派54万t(30万?)。50mプールのおよそ200倍分です。

6.床付け・排水層砕石敷き・礎版コンクリート施工(1994年7月~)

6.床付け・排水層砕石敷き・礎版コンクリート施工(1994年7月~)
地下水処理のため砕いた石を敷き詰め、排水層を設置。その上に鉄筋コンクリートの礎版を設置しました。

7.リングウォール施工(1994年9月~)

7.リングウォール施工(1994年9月~)
巨大な屋根を支えるリングウォールの鉄筋を組立。
鉄筋と型枠ができあがったところでコンクリートを流します。屋根の上には盛り土をし公園として利用するため、1t当たり6tの荷重を支える構造となっています。

8.テンションリング施工(1994年11月~)

8.テンションリング施工(1994年11月~)
配筋にPCケーブルを通すためのシース管が組み込まれ、コンクリートが流されます。
その後一時緊張が実施されます。

1995
PC梁組立(1月~)
屋根ドーム配筋(3月~)
メインアリーナジャッキダウン(6月~)
ステンレス防水(7月~)
遠路コンクリート内部仕上(12月~)
9.PC 梁組立(1995年1月~)

9.PC梁組立(1995年1月~)
屋根工事が本格的にスタート。プレキャストPC梁を支える支保工をメインアリーナ内側で組み立てます。350t吊大型クレーン2機、45t吊クレーン2機も設置されました。

10.屋根ドーム配筋(1995年3月~)

10.屋根ドーム配筋(1995年3月~)
梁と梁の間にプレキャストPC床板を敷きつめ、その上を鉄筋で覆ってコンクリートを流します。球形屋根の骨格が完成しました。

11.メインアリーナジャッキダウン(1995年6月~)

11.メインアリーナジャッキダウン(1995年6月~)
二次緊張終了後、メインアリーナ屋根のジャッキダウン実施。屋根部分がいよいよ支え無しで自立します。屋根を支えていた支保工が解体され、屋根の中央部に開いた空間からクレーンを使って外に出されます。

12.ステンレス防水(1995年7月~)

12.ステンレス防水(1995年7月~)
屋根全体を土で覆うため、防水性の高いステンレス防水を採用。パラテックスを貼付した上に防水シートを敷き、ステンレスシートを溶接します。
いわば、ステンレスでできた雨ガッパを着たようなものです。

13.園路コンクリート・内部仕上(1995年12月~)

13.園路コンクリート・内部仕上(1995年12月~)
客席部分、天井パネル、フローリング工事など、内部仕上げも着々と進行。
メインアリーナの床は、フローリングの床としては国内最大級の3580㎡を誇ります。また、客席数は固定客、仮設席あわせて最大1万人の収容が可能です。

1996
外装石貼屋根盛土(1月~)
内部仕上(2月~)
14.外装石貼 屋根盛土(1996年1月~)

14.外装石貼 屋根盛土(1996年1月~)
熟練した職人による割肌石工事。屋根への土砂搬入と同時に植栽も開始。
だんだん公園らしくなってきました。

15.内部仕上(1996年2月~)

15.内部仕上(1996年2月~)
竣工に向けて各工事が最後の仕上げ。もうすぐ完成です。体育館としての総合的な機能はもちろん、エレベーターや専用トイレなど、高齢者や身体障がい者の方にも利用しやすい設計で、誰もが快適に利用できる施設になりました。

1996
5月 工事完成
工事完成(1996年5月)

工事完成(1996 年5 月)
施設の中心となるメインアリーナ、半面ずつの利用も可能なサブアリーナ、試合場2 面を有する柔・剣道場、最新マシンが装備されたトレーニング室、多目的に利用できる会議室など、国際都市・大阪にふさわしい規模と機能を備えた大阪市中央体育館。多目的施設として、誰もが快適で安全に利用できるスポットです。

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